女子バレー日本代表・荒木絵里香が引退公表 37歳で決断「味わい尽くすことができた」
バレーボールの女子日本代表として東京五輪に出場した荒木絵里香(トヨタ車体)が22日、自身のインスタグラムで選手を引退することを公表した。
自身のインスタグラムに感謝を投稿
バレーボールの女子日本代表として東京五輪に出場した荒木絵里香(トヨタ車体)が22日、自身のインスタグラムで選手を引退することを公表した。
37歳の荒木は成徳学園高(現・下北沢成徳高)で高校3冠を達成。卒業後はVリーグ・東レアローズに入団した。2012年ロンドン五輪では銅メダル獲得に貢献。出産で競技から離れた時期もあったが、今夏の東京五輪では主将を務めるなど五輪に4度出場した。
荒木はインスタグラムの投稿文面に以下のようにつづっている。
現役を引退することを決めました。11歳から競技を始めて26年間、バレーボールが上手くなりたい一心でここまで続けてきました。これまで心が震えるような瞬間を何度も経験し、バレーボール選手を味わい尽くすことができたと感じています。
たくさんの仲間と共に目標に向かって走り続け、喜びや悔しさを共有してきた時間はすばらしく、かけがえのない時間で、私にとって大きな財産です。長きに渡り日本代表として世界を相手に戦ってきたこと、結婚出産後も継続できた経験を、今後はバレーボール、スポーツ界に限らず、女性の社会参画においても伝えていけたらと考えています。そしてこれまでの経験を糧に、これからも謙虚に貪欲にチャレンジし続けていきます。
今まで支えてくださった会社関係の方々、どんな時も応援し続けてくれたファンの皆さん、共に戦ったチームメイト、スタッフ、関わってくれた全ての方に感謝の気持ちでいっぱいです。そして、どんな時も1番近くでサポートしてくれた家族、特に娘には寂しい思いもさせてしまうこともありましたが、健やかに成長してくれていることに心から感謝したいです。本当にありがとうございました。
荒木絵里香
(THE ANSWER編集部)