1年前に辞退も巨人からまさかの再指名 念願叶った24歳「本当に苦しかった」
1年前に念願のドラフト指名を受けながらも痛恨の辞退となっていた24歳の外野手が20日のドラフト会議で巨人から再指名を受けた。
昨年育成3位指名も負傷で痛恨辞退の松澤裕介、再指名に「今は何にも考えられない」
1年前に念願のドラフト指名を受けながらも痛恨の辞退となっていた24歳の外野手が20日のドラフト会議で巨人から再指名を受けた。
四国アイランドリーグplus・香川オリーブガイナーズに所属する松澤裕介外野手は昨年、巨人から育成3位で指名されながらも左手の負傷のために入団を辞退。手術を経て今季も独立リーグでプレーしてきた。
そして迎えた運命の日。各球団が次々と指名を終える中で全体最終で名前を呼ばれた。育成8位、巨人からの再指名だった。
今季は打率.253、2本塁打、17打点。昨季の打率.275、10本塁打、43打点から成績を落としながら再びプロ入りのチャンスを得た24歳は、指名を受けた直後に球団を通じてコメントを発表した。
「応援してくださったファンの皆様、スポンサーの方々、チーム関係者、皆様に感謝したいと思います。本当にありがとう御座いました。昨年の怪我で1年間、本当に苦しかったですが、監督、コーチがいつも叱咤激励して頂き、チームメイトから励まされたので、本当になんとも言えない気持ちです。指名会議の途中、諦めてたので、今は何にも考えられない思いです。この1年は人生で1番忘れられない色々学んだ1年間でした。
改めて感謝する気持ちの大切さ、支えて頂いた方々の事だったり、耐えたり、苦しい事に立ち向かっていく力など、これからの人生の糧になると思います。ジャイアンツには昨年に続き、今年も指名を頂いたので、その期待を裏切らないように明日から頑張りたいと思います。NPBでは持ち味のフルスイングでファンの皆さんを沸かせるような選手になりたいと思います」
感謝の気持ちと新たな舞台への意気込みを示した松澤。どん底から這い上がった24歳の今後に期待したい。
【了】
ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer