早田ひな、インハイ3冠17歳に3-1貫録勝利 日本生命のTリーグ4連覇へ、開幕白星に貢献
卓球のTリーグ女子は10日、東京・大田区総合体育館で4季目が開幕した。4連覇を目指す日本生命レッドエルフは、リーグ新規参戦の九州アスティーダに3-0とし、第4試合を前に白星を確定させた。東京五輪代表補欠で昨季リーグMVPの早田ひなは、第2試合のシングルスでインターハイ3冠の17歳から勝利を収めた。
卓球Tリーグ女子が開幕
卓球のTリーグ女子は10日、東京・大田区総合体育館で4季目が開幕した。4連覇を目指す日本生命レッドエルフは、リーグ新規参戦の九州アスティーダに3-0とし、第4試合を前に白星を確定させた。東京五輪代表補欠で昨季リーグMVPの早田ひなは、第2試合のシングルスでインターハイ3冠の17歳から勝利を収めた。
第1試合のダブルスは日本生命の森さくら、長崎美柚ペアが19年世界選手権銅メダルペアの佐藤瞳、橋本帆乃香と対戦。世界屈指のカットマンから第1ゲーム(G)を奪ったが、第2Gは8-11で落とした。6-6から始まる第3Gは2度デュースの末、13-11で勝利。2人で歓喜のハグを交わした。
第2試合のシングルスには早田が登場。大坂・四天王寺高2年の横井咲桜と対戦した。8月にインターハイ3冠に輝いた17歳から第1Gを11-9で先取。第2Gは開始から5連続失点を喫するなど、6-11でゲームカウント1-1とした。第3Gは持ち前の強打で攻め立て11-4と圧倒。リターンで粘る相手に何度もスマッシュを叩き込んだ。
第4Gも優勢だったが、10-6から失点したところでタイムアウト。Tリーグデビュー戦の17歳に1点差に迫られたが、最後は11-9で11月の世界選手権シングルス代表の貫録を示し、ガッツポーズをつくった。伊藤美誠、平野美宇と同学年の21歳。19年世界選手権は女子ダブルスと団体で銀メダル獲得し、補欠だった東京五輪は裏方として日本代表選手をサポートしていた。
第3試合のシングルスは、21歳の笹尾明日香が19歳の出澤杏佳と対戦。速いラリーを展開し、第1、2Gとも11-10の接戦を競り勝った。第3Gは9-11で落としたが、第4Gを11-9で獲得。ダブルスで対戦した長崎と橋本が再び激突する第4試合シングルスを前に、日本生命は開幕白星を確定させ、718人の観衆から大きな拍手が注がれた。チームの勝敗に関わらず、第4試合まで行われる。
次戦は日本生命が13日にトップおとめピンポンズ名古屋と大田区総合体育館で、九州が20日に日本ペイントマレッツと合志市総合体育館で対戦する。
(THE ANSWER編集部)