稲見萌寧、3か月ぶりV射程 2打差2位浮上で今年6勝目へ冷静「まずは楽しく回れたら」
女子ゴルフの国内ツアー・ニトリレディス第2日が27日、北海道・小樽CC(6695ヤード、パー72)で行われた。6位で出た東京五輪銀メダルの稲見萌寧(都築電気)が7バーディー、1ボギーの66で回り、通算9アンダーで首位と2打差の2位に浮上。3か月ぶりの今年6勝目を射程圏内に捉えた。韓国の全美貞(フリー)が11アンダーで単独首位。
ニトリレディス第2日
女子ゴルフの国内ツアー・ニトリレディス第2日が27日、北海道・小樽CC(6695ヤード、パー72)で行われた。6位で出た東京五輪銀メダルの稲見萌寧(都築電気)が7バーディー、1ボギーの66で回り、通算9アンダーで首位と2打差の2位に浮上。3か月ぶりの今年6勝目を射程圏内に捉えた。韓国の全美貞(フリー)が11アンダーで単独首位。
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稲見がまたも優勝争いに加わる。前半2番で150ヤードから1メートルにつけてバーディー。3番は5メートルのバーディーパットを沈めた。13番パー5で難なくバーディーを奪うと、14番は106ヤードから70センチにピタリ。15番は10メートルのロングパットをねじ込み、3連続バーディーだ。
「今日のスコアは本当によかったなと思います。内容もそこまで悪くはなかったんですけど、ショットの不安は消えない。その辺から少しずつよくなればいいです」
好スコアにも納得がいかない。中身が伴っていないと思っているからだ。大会前日の練習ラウンドは「ショットが全く当たらない。今年一と言っていいくらいスイングがうまくいかなかった」と不調を実感。初日も「ずっと半信半疑」、この日終了後も「結果的にはよかったけど、練習場では悩みながらやっている」と自信を持てずにいる。
それでも、自他ともに認める完璧主義者は「少しでも狙ったところに出せるように調整中です」と、課題に集中した。前週は単独首位で出た最終日に4連続を含む7ボギーの大崩れの2位。賞金ランクトップの小祝さくら(ニトリ)に優勝を譲った。賞金2位の稲見は「引きずってもしょうがない。毎週試合がある。今週は今週で難しいコースなので頑張らないといけない」と切り替えて実力を発揮した。
すでに今年5勝、五輪では銀メダルを獲得するなど活躍。「苦手コースで風がなかったのがスコアに繋がった。予選突破できたのが一番嬉しい状態。明日から風が吹くと難しいので、まずは楽しく回れたら」と冷静に週末を戦い抜く。
(THE ANSWER編集部)