狩野舞子が迫る知られざるフェンシングの魅力 電気の流れる剣、一人時間差攻撃に驚き
2018年に現役引退後は、解説をはじめ各方面で活躍中の元女子バレーボール日本代表・狩野舞子さん。ロンドン五輪銅メダリストは、今年からネット番組「狩野舞子の知るスポ!!」のメインMCに就任し、さまざまなスポーツの魅力について紹介している。
第2回ゲストはフェンシング(フルーレ)の宮脇花綸さん
2018年に現役引退後は、解説をはじめ各方面で活躍中の元女子バレーボール日本代表・狩野舞子さん。ロンドン五輪銅メダリストは、今年からネット番組「狩野舞子の知るスポ!!」のメインMCに就任し、さまざまなスポーツの魅力について紹介している。
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番組では、映画「私をスキーに連れてって」などヒット作を世に送り出した構成作家の馬場康夫さんとコンビを組み、絶妙な掛け合いを披露。なじみはあっても意外と知らない競技を代表するアスリートをゲストに迎え、ルールや見どころなどを深掘りする。第2回のゲストは、フェンシング選手の宮脇花綸さんだ。
5歳年上の姉に影響され、幼稚園の年長からフェンシングを始めたという宮脇さん。最初は「年上のお兄さんお姉さんたちに勝てるのが面白かったんです」と当時を振り返る。小学4年生で全国大会優勝を飾ると、中学生でシニア国際大会出場を経験。高校生で2014年の南京ユースオリンピックにフルーレ日本代表として出場し、銀メダルを獲得した。慶応大在学中の2018年にはアジア競技大会に日本代表として出場し、女子フルーレ団体戦で金メダル。その翌年には国内ランキング1位になった実力者でもある。
番組ではまず、フェンシングは1896年に開催された第1回オリンピックの正式種目だったという長い歴史を持つ競技であることを紹介。エペ、フルーレ、サーブルの3種目があり、それぞれ使用する剣や、相手の体を突いたり斬ったりして有効となる場所が違うという。実際の試合映像を見ながら分かりやすく説明する宮脇さんの話に、狩野さんも馬場さんも興味津々。いずれの種目も剣に微弱な電気が流れていて、金属が織り込まれた試合着に触れると反応すると聞くと、驚きで目を丸くするばかりだった。
フルーレを専門とする宮脇さんが得意とするのは「フレッシュ(矢の意味)」と呼ばれる技。相手の懐に鋭く切り込んでいく動きは、まさに「矢」のように素速く正確だ。ややタイミングをずらして相手の隙を突く「一人時間差攻撃」が紹介されると、狩野さんも驚きの様子を見せた。
決闘の練習が起源とされるフェンシングは、フランスでは学校の授業でも取り入れられるほどポピュラーだという。14メートル×1.5メートルのピストと呼ばれる競技台が設置できれば、ショッピングモールの広場からイタリアの古城まで場所を選ばず行えるという競技に、狩野さんも馬場さんも一層興味を引かれたようだ。
番組はスポーツビズ公式YouTube「BIZチャン」で公開。全4回の予定で第3回もまた新たな競技とゲストが登場する予定だ。
(THE ANSWER編集部)
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