エンゼルス同僚のスズキが二刀流を絶賛

　米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は今季、二刀流の活躍で話題となっている。これまでバッテリーを組むことも多かった37歳カート・スズキ捕手は、大谷について「完璧な選手を作った場合、この男がまさにそうだ」などと絶賛している。米メディアが報じている。

【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今　2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
（W-ANS ACADEMYへ）

　今季は前半戦だけで松井秀喜さんの日本人シーズン最多本塁打記録を塗り替え、投手としても4勝を記録。球宴にも出場し、大谷人気が高まっている。米ハワイ州地元局「KHON-TV」は「カート・スズキが、エンゼルスのショウヘイ・オオタニがMLBのスーパースターになるのを最前列で見る」との見出しで記事を掲載している。

　記事では、カノア・リーヒー氏とジョーダン・ヘレ氏がホストを務めるポッドキャスト番組「レッツ・トーク・スポーツ・ポッドキャスト」に出演したスズキのコメントを紹介。ベテラン捕手は大谷について「本当に特別な選手だ」と称賛しているが、こうも語っている。

「正直彼はつくられた選手のようだよ。完璧な選手をつくった場合、この男がまさにそうだ。100マイル（約161キロ）を投げられる。三振も奪える。500フィート（約152メートル）の本塁打が打てる。望めば40盗塁だってできる」

　スズキは、走攻守において優れた完璧な選手が大谷だとしている。また、知性についても称えており「彼は本当に賢い。継続的にアジャストしている。（投手の時）彼は打者を見ているんだよ。彼はただ100マイルを投げてるだけじゃない。スイングを読んでいるんだ」と語っている。

「身体能力と才能に加えて知性も備えている。素晴らしいよ」とスズキは全てを絶賛。経験豊富な37歳にとっても、大谷という選手は規格外のようだ。