仏2冠3歳馬、クロノ破った古馬にG1楽勝 凱旋門賞1番人気、英紙絶賛「欧州最強馬だ」
英競馬のG1エクリプスS(芝1990m)は4日、4頭立てで行われ、1番人気のフランス2冠馬セントマークスバシリカ(牡3、A.オブライエン)が圧勝した。海外メディアは3馬身半差で楽勝したレースを動画付きで紹介し、「欧州最強馬? 答えはイエスだ」と絶賛の声が上がっている。
エクリプスSで3馬身半差で楽勝したセントマークスバシリカ
英競馬のG1エクリプスS(芝1990m)は4日、4頭立てで行われ、1番人気のフランス2冠馬セントマークスバシリカ(牡3、A.オブライエン)が圧勝した。海外メディアは3馬身半差で楽勝したレースを動画付きで紹介し、「欧州最強馬? 答えはイエスだ」と絶賛の声が上がっている。
3番手から直線早々に抜け出したセントマークスバシリカ。鞍上ムーア騎手のムチに応え、悠々と突き放した。最後は3馬身半差をつけた楽勝。G1で4勝を挙げるアデイブ(騙7=2着)、ドバイシーマクラシックで日本最強クロノジェネシス(牝5、斉藤崇)らを破ったミシュリフ(牡4=3着)らを抑え、凱旋門賞へ強烈に名乗りを上げた。
英専門紙「レーシングポスト」は「セントマークスバシリカは欧州最強馬?」とテーマを投げかけて特集。同紙のアナリスト、デイブ・ランドール氏は「2頭の最強年長馬がセントマークスバシリカの印象的な走りによって追い払われた。そのパフォーマンスはシユーニ産駒の若い牡馬が中距離で欧州最強であることを示している」と古馬を蹴散らした強さを絶賛している。
また、同紙レポーター、ジェイムズ・スティーブンス氏も「土曜日のパフォーマンスからすれば、答えはイエスだ」と欧州最強を断言。「エクリプスSでは3頭のライバルしかいなかったとはいえ、その中にはG1に相応しい2頭が含まれており、セントマークスバシリカはその2頭を余裕をもって破った」と、こちらもキャリアのある古馬を破ったことを特筆している。
これでセントマークスバシリカは昨年のデューハーストS(英G1)、今年の仏2000ギニー(仏G1)、仏ダービー(仏G1)に続きG1を4連勝。英ブックメーカー、ウィリアムヒルで凱旋門賞1番人気タイに浮上した。
(THE ANSWER編集部)