高梨沙羅は輝きを取り戻せるのか? 伊メディアが特集「一大イベントが契機に?」
女子スキージャンプの高梨沙羅(クラレ)はW杯通算53勝を誇りながらも、今季は10戦勝利なしと苦しいシーズンを過ごしている。海外メディアは、平昌五輪シーズンで直面した21歳の女王のよもやの不振に注目。「ライバルと対抗できる技術面の安定性を持ち合わせていない」と指摘している。
W杯通算53勝も今季は10戦未勝利、「この流れを覆せるか」
女子スキージャンプの高梨沙羅(クラレ)はW杯通算53勝を誇りながらも、今季は10戦勝利なしと苦しいシーズンを過ごしている。海外メディアは、平昌五輪シーズンで直面した21歳の女王のよもやの不振に注目。「ライバルと対抗できる技術面の安定性を持ち合わせていない」と指摘している。
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「スキージャンプ、サラ・タカナシの影のシーズン、一大イベントは契機になるのか」と特集したのはイタリアのスポーツ専門メディア「OAスポルト」だった。
「女子スキージャンプW杯で4度(年間)優勝しているにも関わらず、日本人のサラ・タカナシは世界選手権とオリンピックの間に個人タイトルを手にできなかった」
特集では女王サラの異変をこう告げている。W杯通算53勝だが、今季のノルディックスキー世界選手権では3位に。W杯では1月14日の札幌で準優勝したのが最高位だ。未勝利に終わっている。そして、特集では昨季までの高梨の活躍について「支配」と表現する一方で、今季の無冠ぶりは「矛盾」と評している。
金メダルの期待が集まる今季はライバルが台頭している。カタリーナ・アルトハウス(ドイツ)とマーレン・ルンビ(ノルウェー)の2人の名前を挙げながら、「今季はライバルが追い抜いたように見える。差は開いてしまった。タカナシはこの流れを覆すことができるのか。そして、五輪前にコンディションを見つけることができるのか」と現状を分析している。