第1打席で先頭打者弾、第2打席で絶妙セーフティー…万能ぶりに米ファン絶賛

　米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手は25日（日本時間26日）、敵地のレイズ戦に「1番・DH」で先発出場。初回の第1打席で飛距離453フィート（約138.1メートル）の24号本塁打を放つと、3回の第2打席では一塁前に絶妙なセーフティーバントを成功させた。実際の映像をMLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」が公開。米ファンからは「イチロー・スズキとヒデキ・マツイのハイブリッド」との声も上がっている。

【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今　2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
（W-ANS ACADEMYへ）

　パワーだけじゃない。大谷には技術もスピードもある。看板を越える豪快な先頭打者弾の次の打席で、今度は絶妙な小技で魅せた。1点を追う3回無死二塁。1ストライクからの2球目、左腕フレミングの内よりのファストボールに対し、バットを横に倒した。一塁線へ絶妙なセーフティー。一塁手が捕球するも、投手のベースカバーは間に合わない。大谷は快足を飛ばし、悠々一塁を駆け抜けた。

　チャンスを拡大させるバント安打。敵地タンパベイの記者からも「教科書のようなバント」と称えられていたが、Cut4は公式ツイッターに「オオタニがバント安打。この男は何ができないんだろう」と記して動画付きで公開。これに米ファンも興奮を隠せない様子で、「イチローのバント並に上手い」「そして超速い」「彼はニンジャだ」「実に素晴らしい」と称賛が相次いだ。中には「イチロー・スズキとヒデキ・マツイのハイブリッド」と日本を代表する安打製造機とパワーヒッターを融合させたようだ、との声もあった。

　投げても3勝1敗、防御率2.58。59回1/3で82奪三振を記録している大谷。唯一無二の存在へと着実に歩みを進めている。