大谷のHRダービー参戦にミラー氏らが注目

　米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手が20日（日本時間21日）、タイガース戦に「2番・DH」で出場。第3打席でシーズン自己最多＆メジャートップタイの23号2ランを放つなど、ここ6戦で6発と勢いが止まらない。MLBオールスターのホームランダービーに出場することも決まっているが、米識者は「ここ数十年で最も期待と凄まじい話題を集める参加者」と断言。往年のレジェンドに匹敵する注目度だと絶賛している。

　MLB公式ネットワークの人気番組「インテンショナル・トーク」で話題となったのは、大谷のホームランダービー参戦だった。解説者のスティーブン・ネルソン氏は「これはここ数十年で最大の話題となり、待望された参戦者でしょう。私はあまり大袈裟にしたり、過度にドラマチックにするつもりはありませんが、そう感じているのです」と語っている。

　マーリンズなどで活躍し、2003年には幻に終わった中日移籍騒動で話題を呼んだアナリストのケビン・ミラー元内野手も「100％です」と完全合意。「ホームランダービーはいつだってエキサイティングで、大男に声援を送りますが、この男は絶好調の最大の大物なのです。彼は必見です。クラブハウスでも、本拠地でも。（地区が違う）東海岸の人も彼の全てに注目しているのです」と大谷の参戦を歓迎していた。

　ネルソン氏は、打撃練習で大谷が見せる“1人ホームランダービー”ぶりに注目。大谷のルーキーイヤーだった2018年、トロント遠征での出来事について「ブルージェイズの選手たちは試合前のショウヘイの打撃練習を見るために、グラウンドに出てきたのです」と振り返っていた。

　また、ミラー氏は現役時代、灼熱のフロリダでケン・グリフィーJr.、バリー・ボンズ、マーク・マグワイアという強打者の打撃練習をわざわざフィールドで目撃した過去を振り返り、「（大谷も）どうしても見たいと思わせるような男なんだ。たとえ、同業者であっても」と力説。年間70本塁打を記録したマグワイアら、伝説のスラッガー級の注目度だと太鼓判を押していた。