「世界ランク4位の流儀」を取り戻せ― 錦織、コーチが語った完全復活の道しるべ
男子テニスの下部大会のRBCテニスチャンピオンシップス・オブ・ダラスは1日、シングルス準々決勝で世界ランク27位の錦織圭(日清食品)が同295位ダニエル・コプファー(ドイツ)を7-6、6-3で下し、4強進出。右手首の故障から復帰2大会目で順調にギアを上げており、指導するコーチのマイケル・チャン氏は日本のエースについて「日々向上している」と太鼓判。「世界ランク4位の流儀を取り戻すこと」を目標に掲げている。ATP公式サイトが報じている。
恩師チャンコーチが語る、錦織の現在地…復帰2大会目で「大きな違いが見えた」
男子テニスの下部大会のRBCテニスチャンピオンシップス・オブ・ダラスは1日、シングルス準々決勝で世界ランク27位の錦織圭(日清食品)が同295位ダニエル・コプファー(ドイツ)を7-6、6-3で下し、4強進出。右手首の故障から復帰2大会目で順調にギアを上げており、指導するコーチのマイケル・チャン氏は日本のエースについて「日々向上している」と太鼓判。「世界ランク4位の流儀を取り戻すこと」を目標に掲げている。ATP公式サイトが報じている。
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錦織は復帰初戦のニューポートビーチ・チャレンジャーでは世界ランク214位デニス・ノビコフ(米国)に敗戦。だが、ダラスでは初戦でノビコフにリベンジを果たすと、2回戦でマティアス・バッヒンガー(ドイツ)相手に収めた。
「彼は日々向上していると思っている。デニス(ノビコフ)との試合はいいテストになったと思う。彼にニューポートビーチで敗れた。そこから、ここで初戦で再戦した。結果としては大きな違いが見えた。彼は5か月、試合をしていなかった。コートに立ち、観衆、試合の雰囲気に慣れることはいいことなんだ。試合をこなしながらね」
元世界ランク2位のチャン氏は、錦織が復帰初戦から順調に復調していると説明。それでも、完全復活までには足りないものが存在すると指摘している。
「試合でのタフさを取り戻す必要があるんだ。彼は試合の負荷に徐々に慣れてきた。少しずつ成長している。我々は段階ごとに取り組んでいる。正しい視座を維持すること、努力を続けることの必要さを彼には説いている。彼はハードワークを続け、練習、トレーニングマッチ、そして、試合で努力をする限りは、彼はただ成長を続けていくだろう」