ディープインパクト産駒、英オークス16馬身差Vに英メディア衝撃「242年の歴史で最大」
海外競馬のG1英オークス(芝2410メートル)は4日、日本生まれのディープインパクト産駒スノーフォール(牝3、A.オブライエン)がレース史上最大着差となる16馬身差の圧勝を演じた。圧巻のレース映像はネット上で瞬く間に反響を呼び、英メディアも「242年の歴史で最大着差」「6月に雪が降るかも」と衝撃が走っている。
日本生まれのスノーフォールが歴史的快挙、レース映像はネット上で瞬く間に反響
海外競馬のG1英オークス(芝2410メートル)は4日、日本生まれのディープインパクト産駒スノーフォール(牝3、A.オブライエン)がレース史上最大着差となる16馬身差の圧勝を演じた。圧巻のレース映像はネット上で瞬く間に反響を呼び、英メディアも「242年の歴史で最大着差」「6月に雪が降るかも」と衝撃が走っている。
ディープインパクト産駒が競馬の本場・英国でとんでもない快挙をやってのけた。14頭立てで3歳牝馬最強を争うレース。雨が降り、力のいる馬場となったが、中団でしっかりと折り合ったスノーフォールは直線を向くと、ほかの馬が早々と追い出す中、鞍上のランフランコ・デットーリ騎手は抜群の手応えのまま先団を飲み込む。そして、満を持してムチが入ると鋭く反応。あっという間に先頭に立つと、驚きはここからだ。
外ラチに添って走るスノーフォールがぐんぐん突き放す。3馬身、5馬身、7馬身……。途中からは完全に後続が画面から消えた。そのまま独り旅でゴール板を通過。2番手以下が画面に再び姿を現したのは2秒以上経ってからだった。着差はなんと16馬身差。これはレース史上最大だったという。これを日本生まれのディープインパクト産駒がやってのけた。
地元メディアには衝撃が走っている。英専門紙「レーシングポスト」は公式サイトのトップにレース写真を掲載。記事によると、手綱を執った百戦錬磨の名手デットーリは「熱いナイフでバターを切るように簡単だった。トットナムコーナー(最終コーナーの名称)のあたりで完全に打ち負かすことができた」と余裕の勝利に驚いたという。
その上で、記事では「デットーリを圧倒するのには何か特別なものが必要だ。オークスをこれほどまでに圧倒したということは6月に雪が降るかもしれない」と記述。天変地異が起こるかもしれないほどの驚きを表現した。
競馬メディアのみならず、英高級紙「ガーディアン」も「デットーリが雨の中でスノーフォールを操り、オークスでライバルたちを圧倒した」と見出しを打って記事を掲載。「スノーフォールが16馬身差の圧勝。242年の歴史の中で最大の勝利となった」と歴史と伝統を誇る牝馬クラシックレースで打ち立てた快挙を称賛した。
英ブックメーカーでは秋の凱旋門賞で1番人気に浮上したスノーフォール。2年前にこの世を去った父が現役時代に果たせなかった凱旋門賞制覇という夢を、この馬なら果たせるかもしれない。
(THE ANSWER編集部)