セナとの比較も「僕は僕」 追われる立場のフェルスタッペンは泰然「面白い週末になる」
自動車のF1シリーズ5戦・モナコGPで今季2勝目を挙げたレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン(オランダ)。現在は第6戦のアゼルバイジャンGPに出場中だが、開幕前に日本メディア向けのインタビューに応じた。F1通算12勝を誇る23歳は、選手権トップとして迎えるGPへの抱負を語るとともに、日本人では7年ぶりのF1参戦となった角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)について「将来きっと活躍すると思う」などと話した。
アゼルバイジャンGP開幕前に語る「リードしていることが何より重要」
自動車のF1シリーズ5戦・モナコGPで今季2勝目を挙げたレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン(オランダ)。現在は第6戦のアゼルバイジャンGPに出場中だが、開幕前に日本メディア向けのインタビューに応じた。F1通算12勝を誇る23歳は、選手権トップとして迎えるGPへの抱負を語るとともに、日本人では7年ぶりのF1参戦となった角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)について「将来きっと活躍すると思う」などと話した。
インタビューでの一問一答は以下の通り。
――モナコで6連続表彰台。モナコGPで勝った気持ちはどうだった?
「モナコGPは勝てたら最高なレースだからね。これまで達成したことがなかったし、表彰台にも上ったことがなかったから、最初はどこに行けばいいかすら分からなかったけどね。表彰台に立てたことはうれしいよ。でも今は残りのシーズンに集中しなきゃね」
――レッドブル・ホンダは現在、コンストラクターズとドライバーズの両選手権でリード。2011年以来のベストスタートだが、これだけ早い段階で勝てるマシンがあり、競争力を見せられるというのはどんな気分?
「もちろん、これだけのマシンに乗っていればチームとして常に勝つことが目標ではあるし、両チャンピオンシップをリードしているなんて本当にすごいこと。とてもいい後押しになるしね。ただここからもっと頑張らないといけない」
――ここまでのリードラップはハミルトンが75周で、フェルスタッペンが222周。チャンピオンシップで追う側ではなく追われる側になるというのは違うもの?
「個人的にはいくらラップをリードしていようともそれほど違いはないかな。追いかける方でも追いかけられる方でも大して差はないと思っている。リードしていること、それが何よりも重要。週末のアプローチの方法が変わるわけでもないし、ドライブの仕方が変わるわけでもないからね」
――ホンダがランキング首位に立つのは、アイルトン・セナが3度目にして最後のドライバーズタイトルを獲得した1991年以来。山本雅史MDはセナのドライビングスタイルに類似点を見いだしていますが、自身でもそう思う?
「特にホンダの関係者からそういう言葉を聞けるのはうれしいことだよ。でも自分のことは誰とも比べないし、僕は僕。それで満足している」