タティスJr.が一瞬の隙を突きホームイン

　米大リーグ・パドレスのダルビッシュ有投手は3日（日本時間4日）、メッツ戦に先発登板して6回途中4安打2失点と好投。今季6勝目を挙げた。この試合でスター選手のフェルナンド・タティスJr.内野手が躍動。先制の17号2ランを放ったほか、走塁で一瞬の隙を突いて本塁を陥れた。実際の映像をチーム公式が公開。ボールが逸れてから約3秒でのホームインに、米ファンからは「何でもできる」「グレートだ」と興奮の声があがっている。

　あっという間にホームインした。5回2死二、三塁の場面。三塁走者のタティスJr.は、捕手がボールを一塁側にこぼした一瞬を見逃さなかった。一気に本塁へ滑り込み、ベースカバーに入った投手と少し交錯しながらもセーフ。最後は転がるように受け身をとった。ボールが逸れてから得点まで、僅か約3秒。驚くべきスピードだ。

　実際の映像を、パドレス公式ツイッターが公開。文面で「フェルナンドは恐れ知らず」と伝えた。米ファンからは「グレートだ」「マジ最高だけど怪我には気を付けて」「もうMVPあげていいよ」「見ていて楽しい」「アンビリバボー」「野球界で最もエキサイティング」「超美しい」「彼は何でもできる」などと反響が寄せられている。

　MLB屈指の5ツールプレーヤーとして知られるタティスJr.は、今季開幕前にパドレスと14年総額3億4000万ドルで契約した“370億円男”。この日は3回に17号先制2ランを放つなど、ダルビッシュの日米通算170勝を強烈に援護していた。