テニス界屈指のビッグサーバー、イスナーと練習「そのサーブちょうだい」

　男子テニスの世界ランク24位・錦織圭（日清食品）は「ダラス・チャレンジャー」（29日開幕）で復帰2戦目に臨む。28日、自身のツイッターを更新。「今日は非常に良い練習ができた」と充実感を漂わせ、練習パートナーを務めたジョン・イスナー（米国）と“30センチ差”2ショット写真をアップし、話題を集めている。

　錦織は右手首の故障から5か月ぶりの復帰戦だった「ニューポートビーチ・チャレンジャー」では世界ランク238位のデニス・ノビコフ（米国）に3-6、6-3、4-6で敗戦。再起を飾れなかったが、状態は上向いてきたようだ。26日にも自身のツイッターに練習風景の動画をアップし、力強いショットを披露していた。

　練習パートナーを務めたイスナーは世界ランク16位。身長208センチの高さから繰り出すサーブは、現在世界NO1ともいわれる。2016年の「BMPパリバ・オープン」で対戦した際にはフルセットの大激戦の末、錦織が勝利したことも。よきライバルとして、ともに練習を行ったようで、1枚の画像をアップしている。

　178センチの錦織に対し、イスナーと比べればまるで大人と子供。ともにグリーンのシャツを着て汗を流した2人は互いに腰に手を回しているが、錦織の顔はイスナーの肩辺りで、いかにイスナーが大きいか見て取れる。

　錦織は「そのサーブをちょうだい」と英語でハッシュタグをつければ、イスナーも「ほかのすべてをくれるならいいよ」とおどけるなど、和気あいあいとした雰囲気も伝わってきた。ライバルであり、友人であるイスナーのサポートも受けて、錦織は復帰ロードを一歩ずつ進んでいく。