大ピンチ一転喝采、10メートル超の木を越えるナイスショット

　男子ゴルフの元世界ランク1位タイガー・ウッズ（米国）は27日（日本時間28日）、1年ぶりのツアー復帰戦となるファーマーズ・インシュランス・オープン（トーリーパインズGC）3日目に臨んだ。スタートホールの10番で見せた“林越え”ショットに称賛の声が相次いだ。PGA公式ツイッターが「木を越えて。砂場から」と題し、動画を紹介した。

　ウッズはやはり千両役者だ。1年ぶりの復帰戦で大きな注目を集めている元世界王者。65位からスタートした3日目は、スタートホールの10番（416ヤード・パー4）で魅せた。

　ティーショットを大きく左のラフへ曲げた。第2打を打つ目の前には高さ10メートル以上はあろうかという巨木。大ピンチになりそうな場面だったが、そこは百戦錬磨の名手。力強く打ちこんだアイアンショットは巨木の上を越えていった。

　グリーンをとらえることはできず、右手前のバンカーに入ったが、ギャラリーからはどよめきと歓声。このナイスリカバリーで、このホール、パーをセーブしてみせた。