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“韓国のニシコリ”が金星で初16強 世界4位ズベレフも脱帽「トップ10レベルだ」

テニスの全豪オープンは20日に行われた男子シングルス3回戦で波乱が起きた。第4シードで世界ランク4位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が同59位でノーシードのチョン・ヒョン(韓国)にフルセットの末に敗れたことだ。大会史上、韓国人男子初の16強入りとなった“アップセット”は英公共放送「BBC」でも伝えられている。

チョン・ヒョン【写真:Getty Images】
チョン・ヒョン【写真:Getty Images】

全豪では韓国人男子初16強、イライラした相手はラケット破壊

 テニスの全豪オープンは20日に行われた男子シングルス3回戦で波乱が起きた。第4シードで世界ランク4位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が同59位でノーシードのチョン・ヒョン(韓国)にフルセットの末に敗れたことだ。大会史上、韓国人男子初の16強入りとなった“アップセット”は英公共放送「BBC」でも伝えられている。

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“韓国の錦織”と母国で期待されている新鋭が世界中を驚かせた。21歳のチョン・ヒョンは20歳のズベレフとの有望な若手対決、第1セットと第3セットはズベレフ、第2セットと第4セットはチョン・ヒョンが奪い合う展開となった。

 だが、ファイナルセットではチョン・ヒョンが6-0と圧倒。ズベレフは完全に冷静さを失って、ラケットを破壊する場面まであった。勝利の瞬間、渾身のガッツポーズを繰り出した韓国の新鋭。その場面はATP公式中継サイト「テニスTV」でも紹介されている。

「BBC」によると、このほかにもズベレフは照明をつけるようにと審判に詰め寄るなど、ナーバスな一面を見せてしまった。「グランドスラムの決定的な場面で自分に起きることで掴めたものがある。ウィンブルドン、ニューヨーク(全米オープン)、そしてここでも起きた。でも僕はまだ若いから、時間はある」と、上位進出がならなかったことを振り返った。

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