[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

15歳ザギトワ、衝撃の238点&無敗で初V! メドベージェワは2年ぶり敗戦…欧州選手権

フィギュアスケートの欧州選手権(モスクワ)は20日(日本時間21日)、女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)1位のアリーナ・ザギトワ(ロシア)が世界歴代2位となる合計238.24点で初優勝を飾った。右足の故障から2か月ぶりの復帰戦となった世界女王エフゲニア・メドベージェワ(ロシア)は合計232.86点で2位。個人戦で敗れるのは、2年ぶりとなった。

アリーナ・ザギトワ【写真:Getty Images】
アリーナ・ザギトワ【写真:Getty Images】

キム・ヨナ超えの世界歴代2位の高得点、シニア無敗のまま平昌五輪へ

 フィギュアスケートの欧州選手権(モスクワ)は20日(日本時間21日)、女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)1位のアリーナ・ザギトワ(ロシア)が世界歴代2位となる合計238.24点で初優勝を飾った。右足の故障から2か月ぶりの復帰戦となった世界女王エフゲニア・メドベージェワ(ロシア)は合計232.86点で2位。個人戦で敗れるのは、2年ぶりとなった。

【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)

 母国・ロシアから世界に衝撃を与えた。驚異の天才少女が、無欠の世界女王に2年ぶりの土をつけ、初優勝を飾った。

 ザギトワは今季、シニアデビューした15歳。グランプリ(GP)シリーズ2戦、ファイナルを含め、全勝と大ブレイクしていたが、今大会もSPで世界歴代2位の高得点をマーク。初対決となった同門の先輩、メドベージェワを上回り、首位に立っていた。

 さらにフリーが圧巻だった。ジャンプをすべて後半に固めた難易度の高い構成で、自己ベストを約15点更新する157.97点をマーク。完璧に滑り終えると、渾身のガッツポーズを見せた。合計238.24点はキム・ヨナ(韓国)の228.56点を超え、世界歴代2位という高得点となった。

 一方、メドベージェワは今季、グランプリシリーズ連勝を飾ったが、11月のNHK杯後に右足中足骨のヒビが発覚。12月のGPファイナル、ロシア選手権を欠場し、今回が2か月ぶりの復帰戦だった。高得点をマークしたが及ばず、個人戦で敗れるのは15年10月のGPロシア大会以来、実に2年ぶりとなった。

 個人資格での出場を目指すと2月の平昌五輪では、金メダル争いの中心に位置づけられる2人。SP後にはザギトワが「エフゲニアと私は良き友達です。少なくとも、練習では。実際、大会中もそうです。私たちは互いに励まし合い、サポートし合っている」と関係性を語っていた。

 ザギトワは破竹の快進撃でシニアデビュー以来、無敗のままでメドベージェワを破り、充実ぶりが目覚ましいが、今回は故障明けのメドベージェワは発展途上。当然、残り1か月で状態もさらに上げてくるとみられ、金メダル争いは激戦となりそうだ。

<欧州選手権女子結果>

1位 アリーナ・ザギトワ(ロシア)238.24点 
2位 エフゲニア・メドベージェワ(ロシア)232.86点
3位 カロリーナ・コストナー(イタリア)204.25点

(THE ANSWER編集部)


W-ANS

W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
ABEMA
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集