【テニス】全米OPで3回戦敗退も注目度アップの18歳 「大坂は興味深い」
テニスの全米オープン女子シングルス3回戦で敗れた大坂なおみ。しかし18歳の躍進は決戦の舞台となったアメリカで大きな話題を呼んでいる。
最終セットで逆転負けも世界9位追い詰めた18歳
テニスの全米オープン女子シングルス3回戦で敗れた大坂なおみ。しかし18歳の躍進は決戦の舞台となったアメリカで大きな話題を呼んでいる。米スポーツ専門テレビ局「ESPN W」電子版が「キーズが勝ったが、大坂は興味深い」との見出しで特集記事を掲載している。
世界ランキング81位の大坂は3回戦で、同9位で第8シードのマディソン・キーズ(アメリカ)と対戦。5-7、6-4、6-7で惜敗した。最終セットは5-1とリードしながら逆転負け。自身初のグランドスラム16強入りを逃した。
記事の中で解説者のメリッサ・アイザクソンさんはフルセットに及んだ死闘について、大逆転のキースを称賛。「第3セットでは、1-5で2回握られたブレークポイントをしのぎ、本領を発揮し始めました。マディソンは1回戦で小さなことを積み重ね、リスクを冒し、立て直しました。今回も同様です」と評した。
一方、女性レポーターのプリム・シリピパットさんは大坂の急成長ぶりに注目。「私はこの18歳にも言及しなければいけません。彼女は負けたとしても昨年から素晴らしい活躍を見せました。昨年はランキング250位でしたが、今は81位です。全豪オープンでも3回戦に進出しました。この若い女性には注目です。5フィート11(身長180センチ)で高さもパワーもあります」と高い評価を下している。
今年は全豪、全仏、全米で3回戦に進出。2020年の東京五輪でも日本代表候補と期待される18歳のシンデレラは女子テニス界の急成長株として注目されている。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images