27日のスパーズ戦で5試合ぶりに復帰

　米プロバスケットボール（NBA）・ウィザーズに所属する八村塁は26日（日本時間27日）、スパーズ戦に先発出場し13得点6リバウンドを記録した。5試合ぶりに怪我から復帰した背番号8について、スコット・ブルックスヘッドコーチ（HC）は「もっと良いプレーをするだろう」と発言。28日（同29日）の王者レイカーズ戦に期待感を示した。

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　プレーオフ進出を目指すチームにとって重要な存在が帰ってきた。延長戦に突入したこともあり、怪我明けながら30分以上プレーした八村。得意のミッドレンジからのジャンパーや豪快なダンクを見せ、第4Qの終盤には3ポイントシュートも成功させた。守備でもブロックショットとスティールを記録するなど、上々の内容だった。

　地元テレビ局「NBCスポーツ・ワシントン」は「膝の痛みから欠場していたルイ・ハチムラがウィザーズのラインナップに復帰」と題した記事で、ブルックスHCの試合後会見のコメントを掲載。八村については「彼は少し錆びついていたようだったが、予想通りだ」「彼はずっとプレーしていなかったし、数日前、コーチと練習しただけだ。明日はもっと良くなるだろう」と評価。続けて「ディフェンスが一歩遅れているように感じだが、先ほど言ったように想定内。次の試合ではより良いプレーをするだろう」と昨季王者のレイカーズとの次戦へ期待感を示した。

　以前ブルックスHCは「チームの中で1番（ポイントガード）から5番（センター）までガードできるのはルイだけ」と話していたように、八村の守備力を高く評価している。スパーズ戦についても「しっかり戦えていたと思う。悪くない」とした上で、「試合後半はディフェンス面で何回か振り切られていたけれど、いつもの彼ならついていけていた」と話したようだ。

　記事では、日本の伝統文化を紹介する「ジャパニーズ・ヘリテージ・ナイト」に復帰した八村の試合後のコメントも紹介。負傷した左膝については「もう大丈夫」とし「まだ万全ではない感じがしたが、こうなるだろうと分かっていた。体の状態を整えて治療を行い、次の試合に備える」と前を向いていたようだ。

　次戦の相手レイカーズは“キング”レブロン・ジェームズを怪我で欠くものの、22日（同23日）には長期離脱していたアンソニー・デイビスが復帰。リーグ2連覇へ向けチームも調子を取り戻しつつある。ウィザーズは強豪相手に勝利し、プレーオフ進出へ前進できるだろうか。