第2打席で6号ソロ、あまりのスピードが話題に

　米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手は24日（日本時間25日）、敵地でのアストロズ戦に「2番・DH」でスタメン出場。第2打席では3試合ぶりの6号ソロを放ったが、あまりのスピードでダイヤモンドを1周する姿が話題に。球団公式ツイッターが動画付きで公開。現地ファンからは「この男が大好きだ」などと興奮する声が上がっている。

　ホームランとは思えない全力疾走だった。3回2死走者なしで迎えた第2打席。左腕エマニュエルのボールを完璧に打ち返した。大きな打球が中堅方向へ伸びる。そしてバックスクリーン左にぶち当たった。

　だが大谷は大きなストライドで全力疾走。どうやらホームランだと気付いていないようだ。中継のカメラが切り替わると、大谷はすでに二塁ベースに到達。さらに加速するように三塁へ向かっているところだった。三塁を回ったところで打球を確認。ここでスピードを緩めゆっくりとホームベースを踏んだが、ベース1周、わずか18秒という超速弾だった。

　日米通算101号となる“全力疾走アーチ”を球団が動画付きで公開。「無くなったもの：HR後の軽い走り　新しいもの：HR後の全力疾走」と添えて投稿すると、現地ファンからは「ショウヘイ、ヘルメット落とさなかったね」「この男が大好きだ」「ビッグフライ！」「ショウヘイのHRは音が違う」「三塁回るまで気付かなかったんだね」「オオタニシフトは2階席でやるべきだな」などと注目が集まっている。

　また米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のファビアン・アルダヤ記者も自身のツイッターで本塁打の動画を投稿し、さらに「ショウヘイ・オオタニはこの走りで、平均スピードが上がることを期待している」などとその走力に脚光を浴びせている。

　8回にはDHを解除し、メジャー移籍後初の左翼守備にもついた。チームは2-16で大敗したが、大谷の存在感は際立っていた。