フジサンケイレディス2日目

　女子ゴルフの国内ツアー・フジサンケイレディス2日目が24日、静岡・川奈ホテルGC富士C（6439ヤード、パー71）で行われ、9位で出た山下美夢有（加賀電子）は7バーディー、1ボギーの65をマーク。通算9アンダーで単独首位に浮上。前週のKKT杯バンテリンレディスに続く2週連続優勝に王手をかけた。

　初優勝を飾ったばかりの19歳が勢いを維持している。前半で2つ伸ばすと、後半は10番と18番で10メートル超のロングパットを沈めるなど4バーディー。一気に単独トップに浮上した。「ティーショットも安定していて、セカンドも悪くなくて、ロングパットが入ってくれたので6アンダーで回れたと思います」と充実の表情だ。

　前週は最終日に爆発。2位に5打差をつける圧巻の初Vだった。「疲れは特にないので、若いのもあるかもだけど、楽しくプレーできています」と目を細め、2週連続Vがかかる最終日へ向けては「自分のプレーに集中して、良いプレーができるように頑張っていけたらいいかなと思います」と続けた。

　この日は原英莉花、渡邉彩香という飛ばし屋2人とのラウンド。150センチと小柄な山下は飛距離では及ばない。「飛距離がもう少し飛んでくれたらいいのかなと。でもプレースタイルが違うので、私には原さんとか渡辺さんのプレーはできないのは分かっているので、もう少し飛んでくれたらなくらいです」と飛距離以外の部分で勝負し、見事に首位に立った。