レッズファンを襲った悲しい出来事に米メディアも注目

　22日（日本時間23日）に行われた米大リーグ、レッズ―ダイヤモンドバックスの試合で、ホームランボールを手にしようとして散々な目にあった観客が話題となっている。一度は球を掴みながら失い、手にしていたナチョスもこぼしてしまった実際の映像をMLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」が公開。米ファンからは「伝説的な失敗」などと反響が寄せられていたが、現地メディアからも「ヒーローから一瞬でゼロに」などと注目されている。

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　懸命な姿勢が、悲しい結末に繋がってしまった。6回1死走者なし、レッズのユジニオ・スアレスが本塁打を放った。観客席にいた男性がボールをゲット……かと思われたが、前方へ“お手玉”。必死に掴もうと座席を飛び越えたが、体勢を崩して転倒してしまった。右手に持っていたナチョスをこぼしてしまった上、ボールは前方にいた子供が拾い上げた。

　左足の靴も脱げてしまっているこの男性は、手を叩いて悔しさ露わ。ともに観戦していた、レッズファンの男の子は悲しそうな表情だ。ハグをして、悲しみを和らげている。実際の映像を「Cut4」公式ツイッターが公開。文面では「ナチョスとHR球を失って可哀想な男だ」と哀れみをつづった。

　米ファンからは「伝説的な失敗」「全ての流れが完璧」などとコメントが寄せられていたが、米メディア「TMZスポーツ」も「レッズファンがHRボールにダイビングして、ナチョス、シューズ、尊厳を失った」との見出しで記事を掲載している。

　記事では「ある父親がHRボールをファンブルし、ナチョスを落とし、靴が脱げるということになり、ヒーローになるところから一瞬でゼロになる光景がビデオに収められている」とこの珍場面を紹介。「彼と一緒にいた少年はとてもがっかりしていて、彼が席へ戻ったときも残念そうな顔をしていた」とも伝えている。試合は男性が応援していたレッズが11-14で敗戦。記事では「でも球場での悪い一日は仕事での良い一日に勝る、そうだよね？」と記載していた。