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数センチにこだわる「イチ流の愛情」 イチローの“精密バット置き”に米脚光

米大リーグのマーリンズからフリーエージェント(FA)となり、次の所属先が注目を集めるイチロー外野手。44歳にしてなお現役を貫き、メジャーで17シーズンを過ごしてきたが、その裏では、イチローらしい独特の流儀も話題となってきた。MLB公式ツイッターは「ゲン担ぎ」と題して選手の特徴的なルーティンを動画付きで紹介。背番号51のバットに対する愛情を感じさせる振る舞いが脚光を浴びている。

マーリンズからフリーエージェントとなったイチロー【写真:Getty Images】
マーリンズからフリーエージェントとなったイチロー【写真:Getty Images】

MLB公式ツイッターが「ゲン担ぎ」特集…イチローの試合前の“バット置き”に注目

 米大リーグのマーリンズからフリーエージェント(FA)となり、次の所属先が注目を集めるイチロー外野手。44歳にしてなお現役を貫き、メジャーで17シーズンを過ごしてきたが、その裏では、イチローらしい独特の流儀も話題となってきた。MLB公式ツイッターは「ゲン担ぎ」と題して選手の特徴的なルーティンを動画付きで紹介。背番号51のバットに対する愛情を感じさせる振る舞いが脚光を浴びている。

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 MLB公式ツイッターは「ゲン担ぎ」と題し、新旧選手で印象に残るルーティンを紹介。なかでも、唯一の日本人として登場したのがイチローだ。

 試合前、ベンチにグラブと並べ、バットを壁に立てかけたイチロー。しっかりと立ち、特に問題はないように見えるが、位置を微修正して数センチずらし、再び、バットを立てかけている。他の選手も行き交い、慌ただしい時間でも自分のルーティンを貫き、バットに対する愛情が感じ取れる。

 ホームランの後にバットを投げるシーンは注目されることはあれど、試合前にバットを置くシーンが注目されることは稀。そんな些細なワンシーンを取り上げられるのも、これまでも数々称賛されてきたイチローの流儀が、メジャーでも認知されているからだろう。

 ほかにも、ハーパーが打席でホームベースの隅を交互に何度も叩く仕草、キンブレルが捕手のサインを見る際に右腕を顔の横に広げる仕草、プイグがバットの先端を舌でペロッと舐める仕草など、メジャーファンならおなじみのシーンの一つに取り上げられている。

 事あるごとに所作が脚光を浴びてきたイチロー。果たして、今季はどのチームのユニホームでプレーし、“らしい”振る舞いを見せてくれるのか。ファンは首を長くして待っている。

(THE ANSWER編集部)

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