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全米OP制すのは「BIG4」の一角かダークホースか錦織か―海外メディアが展望

ナダル「BIG4も年齢を重ねている」、ジョコビッチ「選手としてのピークにいる」

 また世界ナンバーワンプレーヤーとして君臨するジョコビッチについては「ウィンブルドンでの3回戦敗退、そしてウェスタン&サザン・オープンは手首の負傷で回避。無敵の29歳はそのオーラをやや失いつつある」と評されている。

 一方、アメリカ地元紙「USAトゥデー」電子版は「ラファエル・ナダル BIG4は加齢を続けている。トップには永遠に止まれない」との見出しで特集記事を掲載。

 記事の中でナダル(スペイン)は「BIG4も年齢を重ねている。この座に挑戦しようとする新しい世代が存在することは自然なことなんだ」とコメントしており、世代交代の波を感じている様子。35歳のフェデラー(スイス)は今大会負傷で欠場となり、リオ五輪で初戦敗退となったジョコビッチも手首に故障を抱えているという。また、ナダルも左手首の故障でウィンブルドンを欠場しており、「私も怪我をした。それは事実だ。ロジャーもそうだ。怪我という観点でみれば苦しい1年だ。アンディとノバクが他との距離を広げている」と語っている。

 一方、ジョコビッチは記事の中で「驚異的なグランドスラムのキャリアを築けたことを、誇りに思っているし、感謝している。今29歳でテニス選手としてのピークにいると思う。できるだけピーク期間を安定させて、できるだけ長く維持したい」と話しており、まだまだ王座を明け渡すつもりはない様子だ。

 ジョコビッチが大舞台で意地を見せるのか、それとも他の選手が頂点に立つのか――。フェデラーは不在となるものの、今年最後のグランドスラムも熱い戦いが展開されるのは間違いない。

【了】

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images


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