【テニス】全米OPで躍進期待される錦織圭、米誌は厳しい論調「奇妙なほど静か」
テニスの全米オープンが29日に開幕する。2014年大会で準優勝を果たした世界ランキング7位の錦織圭(日清食品)は第6シードとなり、初戦で世界ランク97位のベンヤミン・ベッカー(ドイツ)と対戦することになった。
初戦は世界ランク97位ベッカーと対戦
テニスの全米オープンが29日に開幕する。2014年大会で準優勝を果たした世界ランキング7位の錦織圭(日清食品)は第6シードとなり、初戦で世界ランク97位のベンヤミン・ベッカー(ドイツ)と対戦することになった。
錦織はリオデジャネイロ五輪で銅メダルに輝き、決戦の舞台ニューヨークに乗り込んだ。悲願のグランドスラム初制覇はなるのだろうか。開催地アメリカのスポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」は「2016年全米オープンのシードレポート。ダークホースと必見の試合」との見出しで大会の見どころを特集。錦織については「2014年の全米オープンの燃え上がるような成功の後、メジャー大会で奇妙なほどに静かだ。これと無関係ではないが、彼はパワーの欠如と、四大大会でしばし彼を裏切る身体に対処しなければいけない。リオでは銅メダルをもぎ取ったが、いまだにグランドスラムでは躍進を求めている」と厳しい論調で紹介している。
2014年の全米オープンでアジア初のファイナリストとなった錦織だが、それ以降のグランドスラムでは8強が最高成績。今夏のウインブルドンでは脇腹を痛め、4回戦で途中棄権するなど、故障にも苦しめられてきた。縁起のいい全米を舞台に2度目の大ブレークを果たせるか。
【了】
ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images