【陸上】“世界最速”ボルトの後継者は誰? 注目浴びる21歳新鋭スプリンター
リオデジャネイロ五輪で3大会連続の陸上短距離3冠(100メートル、200メートル、400メートルリレー)を成し遂げたウサイン・ボルト(ジャマイカ)。
“ネクスト・ボルト”として注目浴びる21歳
リオデジャネイロ五輪で3大会連続の陸上短距離3冠(100メートル、200メートル、400メートルリレー)を成し遂げたウサイン・ボルト(ジャマイカ)。世界最速の男は「五輪は今大会で最後」と明言した。これを受け、その後継者が誰になるのかが海外メディアの間でも話題となっている。
その中で米放送局「CNN」の電子版は、アンドレ・デグラッセ(カナダ)をボルトに代わる次世代のスター候補として挙げている。
現在21歳のデグラッセはリオ五輪100メートル決勝で9秒91をマークし、銅メダルを獲得。さらに200メートルでは20秒02で銀メダル、また400メートルリレーではカナダチームのアンカーを務めて銅メダルを獲得した。
3種目すべてでメダルを獲得し、100メートル、200メートルでは自己ベストを更新。同局によると、1992年バルセロナ五輪100メートル金メダリスト、リンフォード・クリスティ氏もその潜在能力について太鼓判を押しており、「彼は若い。もし彼がこの状態でやり続ければ、さらに成長するだろう」とコメントしている。
記事によると、デグラッセも現地24日にカナダに帰国した際に「とても素晴らしい経験だったよ。僕は世界最大の舞台で、彼(ボルト)に対してレースを挑めた」と話しており、リオでの経験により自信を深めた様子。今後も順調に進化を遂げれば、4年後の東京五輪で“ネクスト・ボルト”として注目を浴びるかもしれない。
【了】
ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images