サッカーにも波及するリレーの快挙 ハリル監督「組織でなら日本は勝てる」
25日に都内で会見に臨んだバヒド・ハリルホジッチ監督はリオデジャネイロ五輪の陸上男子400メートルリレーで銀メダルを獲得した日本チームに刺激を受けたことを明らかにした。
リレーの五輪銀メダルが与えた衝撃
9月に開幕するサッカーロシア・ワールドカップ(W杯)最終予選の第1戦UAE戦(9月1日・埼玉)、第2戦タイ戦(同6日・タイ、バンコク)に臨む日本代表メンバー24人が発表された。25日に都内で会見に臨んだバヒド・ハリルホジッチ監督はリオデジャネイロ五輪の陸上男子400メートルリレーで銀メダルを獲得した日本チームに刺激を受けたことを明らかにした。
華麗なバトンパスで世界2位となったリレー陣の連係は、サッカー日本代表にとっても最高の手本となったようだ。この日、ハリルホジッチ監督はDF長友佑都(インテル)やMF香川真司(ドルトムント)、清武弘嗣(セビージャ)、FW本田圭佑(ACミラン)らお馴染みのメンバーに加えて、MF大島僚太(川崎)やFW浅野拓磨(アーセナル)といったリオ五輪出場メンバーも招集。そのメンバー発表の席で、日本の組織力に大きな自信を見せた。
「オリンピックを見てください。日本の全部のスポーツを見れば、かなりいいメダル数ですね。日本はスポーツのレベルが高いのです」
史上最多41個のメダルを獲得した日本の選手たちをそう誇ると、日本列島に衝撃と歓喜をもたらしたあの銀メダルに言及。「4×100メートルリレーで日本の選手がアメリカを破りました。アメリカは一人なら速いが、リレーになれば日本の方が速かった。彼らにもアメリカに勝つ自信があった。それをA代表に植え付けたい」と語った。