対戦したローレンゼンが絶賛「彼の成功を祈っている」

　米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は15日（日本時間16日）、レッズとのオープン戦に「2番・DH」でスタメン出場。2打席連続本塁打を放つなど3打数2安打2打点の活躍だった。いずれも左翼席への一発。対戦した相手投手は「好きな選手を1人だけ選べるなら、彼しかいない」などとコメントしている。

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　打たれた右腕も思わず称えるパワーだ。1点を追う初回1死、大谷はマイケル・ローレンゼンの投じた外角直球を捉えた。高々と上がった打球は、そのまま左翼席へ着弾。同点のソロ本塁打となった。これだけでは終わらない。続く3回の第2打席、今度は甘く入った変化球を強振した。またも逆方向への一発。大谷は悠々とダイヤモンドを1周した。

　米放送局「FOXスポーツ・ウエスト」公式ツイッターなどが実際の本塁打動画を公開していたが、MLB公式サイトは「オオタニに2本塁打を打たれた投手が彼のファンになっている」と見出しを打って記事を掲載。対戦したローレンゼンのコメントを紹介している。

　同投手は1本目の被弾について「アリゾナ特有のものだと思って、僕と（捕手の）タッカーはお互いの顔を見て笑ったんだ。（投手コーチの）デレク・ジョンソンも『今のは忘れよう』って言ってきた」と振り返っている。

　続く打席でも一発を浴びたことに関しては「2発目は最初のホームランの2倍飛んだように思えた。彼は素晴らしいよ」と脱帽。続けてこうコメントしている。

「僕はいつも彼のことを本物だと言ってきた。最初の日からずっとだ。彼のやること成すことが大好きだ。エンゼルスが二刀流を許してくれているんだから、彼は両方続けるべきだと思っているよ。彼の成功を本当に祈っている。見ていて面白い選手だ。好きな選手を1人だけ選べるなら、彼しかいない」

　投打でファンを魅了してきた大谷は、対戦するMLB選手からも大きな興味を抱かれている。