なぜ、こんなに曲がるのか フリスビー級の“魔球”に脚光 「最優秀投球動画」選出
今年も数々の印象に残るシーンが生まれた米大リーグ。MLBの動画紹介サイト「Cut4」は今年紹介した“名場面動画”を特集し、「最優秀投球GIF(動画)」として、ブルージェイズの右腕が投じた衝撃のスライダーを紹介。当時、公開された映像を見たファンが「フリスビーを投げた時みたい」「今まで見た中で一番ぞっとする」と驚嘆した“魔球”が脚光を浴びている。
米メディア“2017名場面動画”企画、ブ軍右腕の曲がりすぎるスライダーが話題
今年も数々の印象に残るシーンが生まれた米大リーグ。MLBの動画紹介サイト「Cut4」は今年紹介した“名場面動画”を特集し、「最優秀投球GIF(動画)」として、ブルージェイズの右腕が投じた衝撃のスライダーを紹介。当時、公開された映像を見たファンが「フリスビーを投げた時みたい」「今まで見た中で一番ぞっとする」と驚嘆した“魔球”が脚光を浴びている。
なぜ、こんな軌道を描けるのか。驚異の変化球を投じ、脚光を浴びているのはブルージェイズの右腕、マーカス・ストローマン投手だ。
「Cut4」が紹介したのは、7月8日のアストロズ戦の5回だった。1死走者なしで迎えた右の強打者コレア。カウント2-2と追い込むと、選んだのはスライダー。しかし、右腕から投じられた1球はとんでもない変化を見せた。
ノーワインドアップからゆったりと足を上げ、全力で腕を振った。放たれた白球は外角いっぱいにストレートの軌道を描き、進んでいく。ところが、だ。打者のコレアがバットを出そうと、ベース手前に差し掛かった瞬間、急激に曲がり、沈みながら打者から逃げていった。これにはコレアのバットも無残に空を切るしかなかった。
今回の記事では「最優秀投球GIF」と紹介した上で「マーカス・ストローマンはこのスライダーを糸で操っていたわけじゃない…と我々は思っている」と紹介。映像を見ると、結果的に捕手が捕球した位置は明らかなボール球だが、強打者のバットが出てしまうのは、それだけ軌道が規格外だったからにほかならない。