五郎丸歩、母の誕生日に30m独走トライ「良かった」 最終シーズン初出場でMOMに笑顔
ラグビーのトップリーグ第3節が6日、8会場で行われ、東京・秩父宮ラグビー場ではヤマハ発動機が59-31でNECに勝利。今季限りでの現役引退を表明しているヤマハ発動機の元日本代表FB五郎丸歩は、開幕3戦目にして初出場初スタメン。前半には約30メートルを独走し、1232日ぶりのトライを決めるなどチームの勝利に貢献した。
ラグビートップリーグ第3節
ラグビーのトップリーグ第3節が6日、8会場で行われ、東京・秩父宮ラグビー場ではヤマハ発動機が59-31でNECに勝利。今季限りでの現役引退を表明しているヤマハ発動機の元日本代表FB五郎丸歩は、開幕3戦目にして初出場初スタメン。前半には約30メートルを独走し、1232日ぶりのトライを決めるなどチームの勝利に貢献した。
昨年12月に現役引退を表明した五郎丸。開幕から2戦続けてメンバー外だったが、ラストシーズンの初出場となった。今月1日に35歳となった男の名前が場内にコールされると、観客からひときわ大きい拍手が送られた。
五郎丸は前半5分、今季初得点となるコンバージョンキックを決めると、33分には左サイドでインターセプトし、そのまま約30メートルを独走。2017年10月21日のクボタ戦以来、3季ぶりのトライ。場内はこの日一番の盛り上がりを見せた。
後半34分過ぎまでプレーし、5本のコンバージョンキックを決めるなど計15得点。この試合のマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)にも選出された。試合後の場内インタビューでは「先週リコーさんに負けて苦しい思いをしたが、1週間チームで立て直した結果だと思う」と勝利を喜んだ。
この日は自身の母の誕生日だったそうで「良かったと思います」とホッと一息。引退最終シーズンで上々の滑り出しとなったが「一試合一試合全力を出し、チームに勢いを与えられたら」と語った。
ヤマハ発動機は次戦、14日にキヤノンと対戦。一方、開幕3連敗となったNECは13日に日野と対戦する。
(THE ANSWER編集部)