3つの得点記録が新たにギネス認定 羽生結弦のスコアが描く驚異の上昇曲線
ギネスワールドレコーズジャパンは22日、フィギュアスケートの羽生結弦(ANA)が持つ3つの記録が新たに認定され、ギネス世界記録の公式認定証の授与式が行われたと公式HPで発表した。
ギネス世界記録の公式認定証が授与、SPの得点は4度連続で羽生が更新
ギネスワールドレコーズジャパンは22日、フィギュアスケートの羽生結弦(ANA)が持つ3つの記録が新たに認定され、ギネス世界記録の公式認定証の授与式が行われたと公式HPで発表した。
認定されたのは、2015年12月にISUグランプリファイナル(スペイン・バルセロナ)で打ち立てられた記録。「ショートプログラムにおける最高得点(110.95)」「男子フィギュアスケート フリースケーティングにおける最高得点(219.48)」「男子フィギュアスケート トータルスコアにおける最高得点(330.43)」の3つだ。
中でも、「特筆すべきもの」とされているのが、「男子フィギュアスケート ショートプログラムにおける最高得点」の記録。羽生は、13年12月に99.84点、14年2月に101.45点、15年11月に106.33点、今回の110.95点と、同カテゴリー内のギネス世界記録を自身で4度も更新し続けている。
男子ショートブログラムは、06年のトリノ五輪でロシアのプルシェンコが史上初めて90点台の90.66点を叩き出し、その後は10年1月のヨーロッパ選手権でプルシェンコが91.30点を出すまで記録更新がなかった。
しかし、11年5月にパトリック・チャンが93.02点を出すと、12年4月には高橋大輔が94.00点をマーク。その後、羽生とチャンが記録を塗り替え続け、14年2月には羽生が初めて100点台を記録した。そして、2年に満たない期間で9.50点も最高得点を更新している。
また、フリーは13年11月にチャンが記録した196.75点を15年11月に216.07点と大幅に更新すると、同12月に219.48点をマーク。トータルスコアも13年11月のチャンの295.27点から、約2年で羽生が330.43点まで上昇させた。
今回の記録は、2016年9月8日発売予定の『ギネス世界記録2017』にも収録予定。男子フィギュアスケート界をリードし続ける羽生は、この先どこまで記録を伸ばすのだろうか。
【了】
ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer