【名珍場面2017】なぜ、彼らは塁上でじゃれ合うのか 敵同士の珍行動にファン笑撃「愛すべき2人だ」
2017年のスポーツ界を沸かせた名シーンを連日にわたって振り返る「名珍場面2017」。今回は9月に米大リーグMLBで起きた「ベース上のじゃれ合い」。試合中にも関わらず、塁上の一塁手と走者の敵同士がじゃれ合う珍事が発生し、走者が相手の足に土をかければ、一塁手は相手のズボンを掴んで応戦。なんとも珍しいシーンをMLB公式ツイッターが動画付きで紹介。ファンから「愛すべき2人だ」「最高じゃないか」と笑撃が広がった。
「スポーツ界の名珍場面総集編」…9月にMLBで起きた「ベース上のじゃれ合い」
2017年のスポーツ界を沸かせた名シーンを連日にわたって振り返る「名珍場面2017」。今回は9月に米大リーグMLBで起きた「ベース上のじゃれ合い」。試合中にも関わらず、塁上の一塁手と走者の敵同士がじゃれ合う珍事が発生し、走者が相手の足に土をかければ、一塁手は相手のズボンを掴んで応戦。なんとも珍しいシーンをMLB公式ツイッターが動画付きで紹介。ファンから「愛すべき2人だ」「最高じゃないか」と笑撃が広がった。
まるで子供か、とツッコミたくなるような珍シーンが生まれたのは、9月2日のブレーブス―カブスの一戦。5-3とリードしたカブスの3回攻撃中。2死一塁の場面だった。
投手のシムスは一塁へ牽制球を投じた。すると、頭から滑り、セーフとなった一塁走者ヘイワードは信じられない行動に出る。何を思ったのか、起き上がる際にベース付近の土を右手で掴み、一塁手フリーマンの右足にさっとかけたのだ。
驚いたフリーマンもすぐに右足を振って払ったが、何食わぬ顔をしているヘイワードに対して反撃に出る。今度はリードを取ろうとする走者の左太ももズボンに右手を伸ばしてギュッ。なんと、ヘイワードのリードを阻止するようなそぶりを見せたのだ。
もちろん、すぐさま手を引いて一塁塁審もおとがめなしだが、フリーマンは白い歯を見せ、じゃれ合いを楽しんでいるようだった。ヘイワードは14年までブレーブスに在籍しており、しかも同い年で07年ドラフトの同期入団。かつて苦楽をともにした2人だけに、ちょっとしたコミュニケーションもご愛敬のようだった。