【名珍場面2017】これぞ神技!? 仰天の“背面ショット”に世界が絶賛「キッズたち、家でマネしないで」
2017年のスポーツ界を沸かせた名シーンを連日にわたって振り返る「名珍場面2017」。今回は5月に男子テニスで起きた「仰天の背面ショット」。観客が総立ちとなったミラクルショットが飛び出し、大会公式ツイッターが動画付きで紹介。当時は「ショット・オブ・ザ・イヤー」「キッズたち、家で真似しないで」と大絶賛の嵐となった。
「スポーツ界の名珍場面総集編」…5月にテニスで起きたミラクルショット
2017年のスポーツ界を沸かせた名シーンを連日にわたって振り返る「名珍場面2017」。今回は5月に男子テニスで起きた「仰天の背面ショット」。観客が総立ちとなったミラクルショットが飛び出し、大会公式ツイッターが動画付きで紹介。当時は「ショット・オブ・ザ・イヤー」「キッズたち、家で真似しないで」と大絶賛の嵐となった。
まさかの仰天ショットを放ったのは、世界ランク27位(当時)のパブロ・クエバス(ウルグアイ)だ。5月のマドリード・オープン準々決勝、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)戦だった。
第2セット、第2ゲームだった。相手のサービスから始まった攻防はネットプレーとなり、緩いショットでクエバスは前方に引き出された。これをなんとか返したが、ズベレフはガラ空きとなった後方を見逃さず、クエバスの頭上を越えるロブショットを放った。ズベレフのポイントか――。そう思った瞬間、神がかり的なプレーが生まれた。
クエバスは懸命にターンし、後方に猛ダッシュ。ベースラインを大きく越えたところで、なんとかボールに追いついた。すると、ネットに背を向けたまま、ラケットを体の前から後ろに向かって一閃。ノールックで放たれたショットは相手のサイドライン際へ。これにズベレフは一歩も反応できず、クエバスのポイントとなった。
会心のショットが決まったのを確認すると、クエバスはネットに背を向けたまま左手を掲げてガッツポーズ。ミラクルショットを目の当たりにした場内は大歓声に包まれ、スタンディングオベーションで称賛の拍手を送るばかりだった。