卓球女子、「最も残酷な幕切れ」からの銅 15歳伊藤は「ライジングスター」
リオデジャネイロ五輪の卓球女子団体で銅メダルを獲得した日本。3位決定戦のシンガポール戦で3-1と勝利し、2012年ロンドン大会の銀メダルに続く2大会連続のメダルを手にした。この試合で特に注目を浴びたのは15歳の伊藤だった。
伊藤、15歳300日でのメダル獲得は卓球史上最年少
リオデジャネイロ五輪の卓球女子団体で銅メダルを獲得した日本。3位決定戦のシンガポール戦で3-1と勝利し、2012年ロンドン大会の銀メダルに続く2大会連続のメダルを手にした。試合後、石川佳純(全農)が「嬉しいです。最高です。良かったです。メダル取れてよかったです」と涙を浮かべるなど、福原愛(ANA)、伊藤美誠(スターツ)の3選手は大きな喜びに浸った。
この試合で特に注目を浴びたのは15歳の伊藤だった。福原とダブルスを組んだ第3試合では3-1で勝利。第4試合のシングルスでは世界ランク4位のフェン・ティアンウェイをストレートで下し、日本を銅メダルへと導いた。
15歳の躍進に国際卓球連盟公式サイトは「ライジングスター 伊藤美誠が銅メダルで新記録達成を続ける」と特集を組んだ。
「(第4試合で戦った)フェンは2010年世界選手権で団体優勝。2012年ロンドン五輪女子シングルスで銅、2015年アジアカップで優勝し、リオ2016では期待を集めていた。だが、伊藤は3-0の勝利で対戦相手を呆然とさせた」と伝え、15歳300日でのメダル獲得は卓球史上最年少の偉業となったとレポート。「伊藤美誠によってまた新たな歴史が打ち立てられた。そして、彼女はまだ15歳。日本のスーパースターは世界の卓球界でどこまで台頭が続くのだろうか」と、その将来に大きな期待を寄せた。