張本智和、「躍進賞」の新たな勲章 国際連盟称賛「ボルとミズタニを打ち負かした」
卓球のITTFワールドツアー、グランドファイナルが14日にカザフスタンのアスタナで開幕した。世界ランク上位選手(シングルス16名、ダブルス8組)だけが出場できるシーズン最終戦初日の夜には、シーズンで最も活躍した選手が表彰される「スターアワード」が発表され、張本智和(エリートアカデミー)がブレイクスルー賞(躍進賞)を受賞した。
15年の伊藤、16年の平野に続き、日本人選手が3年連続で躍進賞を受賞
卓球のITTFワールドツアー、グランドファイナルが14日にカザフスタンのアスタナで開幕した。世界ランク上位選手(シングルス16名、ダブルス8組)だけが出場できるシーズン最終戦初日の夜には、シーズンで最も活躍した選手が表彰される「スターアワード」が発表され、張本智和(エリートアカデミー)がブレイクスルー賞(躍進賞)を受賞した。
ワールドツアーU-21、世界ジュニア選手権の最年少V記録を保持する張本は、今年6月の世界選手権では大会史上最年少で8強入り。6月の世界ランキングでも史上最年少の13歳でトップ50入りを果たすと、8月のチェコオープンでは史上最年少となる14歳61日でワールドツアー初優勝を飾った。日本が誇る神童の快挙に、国際卓球連盟(ITTF)公式サイトは「センセーションだ」と伝えていた。
ITTF公式サイトは、張本の躍進賞受賞を伝えるとともに「14歳のトモカズ・ハリモトは世界トップ10のスター選手であるティモ・ボルとジュン・ミズタニを打ち負かした」と記し、6月の世界選手権で水谷隼(木下グループ)、チェコオープンで元世界ランク1位のティモ・ボル(ドイツ)を破ったことを評価している。
日本人選手の躍進賞は、2015年の伊藤美誠(スターツSC)、16年の平野美宇(エリートアカデミー)に次いで3年連続。張本は自身のツイッターに「とても緊張しました 本当に嬉しいです 明日シングルスまず1勝できるように頑張ります!」とつづり、ITTFが公式ツイッターで公開した男子MVPボル、女子MVP丁寧(中国)ら受賞者全員のセルフィー写真をリツイートするなど、喜びを伝えている。
張本は15日、シングルス1回戦で開催地カザフスタンのキリル・ゲラシメンコと対戦。シーズン最終戦で有終の美を飾れるか、注目が集まる。