【名珍場面2017】「0.9秒の閃き」― 16歳・久保建英、“天才のゆえん弾”に反響 バルサ復帰の声も?
特筆すべき判断の早さ…直後に史上3番目の若さでJ1デビューも
熱狂に包まれるスタジアム。ところが、背番号41は表情を変えることはない。これくらい当然とばかりにさらなる追撃へ、淡々と自陣に戻っていった。これが、1日にトップチームとのプロ契約後の初戦でゴール。プロ選手として記念すべき得点を、J3所属ながらJリーグ公式Youtubeチャンネルも公開した。
映像を見ると、特筆すべきは判断の早さだ。DFがクリアしてから、久保がシュートを打つまで、わずか0.9秒。その間にGKの状況を見極め、一瞬の決断から、いったんトラップという無難な策ではなく、ダイレクトでシュートという閃きが生まれている。しかも、出場からわずか2分後。試合のリズムをつかむまで時間がかかってもおかしくない状況でやってのけるから圧巻だ。
公開された映像に対し、当時はファンからバルサ復帰やフル代表招集を望む声も上がっていた。J3では通算2ゴールをマークすると、11月26日の広島戦では16歳5か月22日という史上3番目の若さでJ1デビューを果たした。将来はバルサ復帰の待望論も上がっている16歳。そう思うのも納得するくらい、才能が凝縮された「0.9秒の閃き」だった。
(THE ANSWER編集部)