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【名珍場面2017】なぜ、彼女は譲らなかったのか “無人ゴール前の悲劇”に笑撃「その時、大惨事が…!」

2017年のスポーツ界を沸かせた名シーンを連日にわたって振り返る「名珍場面2017」。今回は11月に海外の女子サッカーで起きた「無人ゴール前の悲劇」。GKを交わして目の前に無人のゴールがあるだけなのに味方同士でシュートを譲らずに交錯し、転倒。その隙にDFにボールを奪われ、得点機を逃すという笑撃の“ずっこけ劇”の瞬間を米FOXスポーツアジア版が「史上最悪のミス?」と動画付きで紹介。海外メディアは「史上最悪のミス?」「その時、大惨事が…!」と報じるなど、世界で反響を呼んだ。

「スポーツ界の名珍場面総集編」…11月にサッカー女子欧州CLで起きた“笑撃の悲劇”

 2017年のスポーツ界を沸かせた名シーンを連日にわたって振り返る「名珍場面2017」。今回は11月に海外の女子サッカーで起きた「無人ゴール前の悲劇」。GKを交わして目の前に無人のゴールがあるだけなのに味方同士でシュートを譲らずに交錯し、転倒。その隙にDFにボールを奪われ、得点機を逃すという笑撃の“ずっこけ劇”の瞬間を米FOXスポーツアジア版が「史上最悪のミス?」と動画付きで紹介。海外メディアは「史上最悪のミス?」「その時、大惨事が…!」と報じるなど、世界で反響を呼んだ。

 なぜ、彼女たちは譲らなかったのか。女性の飽くなき執念が前代未聞の珍事を生んでしまったのは、リトアニアのクラブチーム・ギントラだ。11月9日、女子欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦のバルセロナ戦で事件は起きた。

 0-3で迎えた後半21分。ギントラはカウンターから決定機を作った。最終ライン裏へパスに前線3人が飛び出し、GKと3対1という状況になった。相手GKは意を決して飛び出してきたが、間一髪でクリアできず。混戦からGKも交わし、そのまま無人のエリアに侵入した。目の前にあるのは誰もいないゴールマウス。あとは蹴り込むだけ。誰もが反撃ゴールを確信した次の瞬間だった。

 混戦から一番遠かった一人が急にボールに近寄った。しかし、GKともつれながら交わしたもう一人もスピードを緩めない。互いにゴールを狙い、シュートを打とうとしている。そして、悲劇が……。急に近寄った一人を、もう一人が後ろから押すような形になり、足がもつれて互いに前のめりに転倒。ボールはゴール前5メートルで転がってしまった。

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