「後半50分の奇跡」― 14連敗GKの“超絶ヘッド弾”に海外騒然「呆気にとられる」
海外サッカーのイタリア1部セリエAで、試合終了目前のアディショナルタイムに攻め上がったGKがスーパーヘッド弾を炸裂。開幕14連敗中のチームに創設以来、初の勝ち点1をもたらす“後半50分弾”をイタリアメディアが動画付きで紹介し、各国メディアも「なんてゴールなんだ!」「呆気にとられるフライングヘッド弾」と驚嘆を呼んでいる。
セリエA、開幕14連敗中クラブの守護神が終了目前にスーパー同点弾「なんてゴールだ!」
海外サッカーのイタリア1部セリエAで、試合終了目前のアディショナルタイムに攻め上がったGKがスーパーヘッド弾を炸裂。開幕14連敗中のチームに創設以来、初の勝ち点1をもたらす“後半50分弾”をイタリアメディアが動画付きで紹介し、各国メディアも「なんてゴールなんだ!」「呆気にとられるフライングヘッド弾」と驚嘆を呼んでいる。
彼は本当にGKなのだろうか。思わず“疑惑”すら持ちたくなる、スーパーヘッド弾を炸裂させたのはイタリア1部セリエA、ベネヴェントのGKブリニョーリだ。
3日(日本時間4日)のACミラン戦。後半アディショナルタイムだった。1-2でビハインドを許し、敗戦目前。ベネヴェントは左サイドの好位置からFKのチャンスを得た。ここで一気に勝負をかける。GKブリニョーリを前線に上げたのだ。ミランの白、ベネヴェントの黒のフィールドプレーヤーのユニホームの中に緑のブリニョーリが1人。そして、守護神は奇跡のドラマを起こす。
右足で蹴り込まれ、ゴールに向かっていくボールに対し、一歩引いたエリア境界線付近にフリーで構えていたブリニョーリは後方から勢い良くダッシュ。そして、相手と競り合いながら豪快に飛び上がり、体ごと投げ出すようにしてヘディングを炸裂させた。ボールは狙い済ましたかのようにゴール右隅へ。相手GKは一歩も反応することができず、ゴールネットを揺らしてみせた。
今季、創設以来初の1部昇格したチームは目下、14連敗中。不格好ながら気持ちで押し込んだアディショナルタイム弾は歴史的な勝ち点1をもたらすことを意味する。騒然とするスタジアム。めったにないゴールを決めたブリニョーリは、起き上がってグローブを着けた両手を広げて疾走。最後は選手たちに囲まれ、手荒い祝福を受けていた。