【名珍場面2017】こんなイチロー見たことない!? 72キロの“超遅球打ち”に全米騒然「なんて打者だ」
米メディア解説者も絶賛「これは最高だ!」「イチローの油断につけ込めない」
これには米国も騒然。マイアミで中継した「FOXスポーツ・フロリダ」では、ドジャースで元新人王の解説者ホランズワース氏が「見てください。彼はバッターボックスから一度走り出そうとしたのです! ハッピーフィートを見てください。これはいい! これは最高だ! 絶対に三振はできない、そんなことは絶対に起こさない、という感じのバッティングでしたね」と絶賛した。
「ハッピーフィート」とはアメフトでクォーターバックがスロー直前に相手をかわすために見せる細かいステップ。野球の打席とは思えない動きに大笑いしながら、その技術には「なんて打者なんだ」と手放しで称えた。MLBの動画コーナー「Cut4」は「もし君が期待しているなら無駄だ。時速45マイルのイーファス・ピッチでもイチローの油断に付け込むことはできない」と称賛した。
マーリンズ史上最多22得点を記録した乱打戦。イチローのバットに不可能はない。背番号51の伝説の一打は、テキサスの夜を大いに盛り上げていた。
メジャー最年長野手としてプレーした今季は代打中心ながら存在感を示し、日米通算安打は4358本まで伸ばした。シーズン終了後にマーリンズを退団。来季の所属先は決定していないが、衰えを知らない天才のバットコントロールがメジャーでまだまだ見られることを多くのファンが願っている。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer