14歳ウサチョワが見せた大物感 ロシア杯準Vの躍進も悔しさ露わ「大きなミス犯した」
フィギュアスケートのロシア杯第3戦が現地時間25日まで行われ、14歳ダリア・ウサチョワ(ロシア)が合計225.19点で2位に入った。ショートプログラム(SP)では78.41点で首位に立ち、優勝は逃したものの表彰台に上り詰めた。ただ、フリーの演技には納得がいかなかったようで、ジャンプで転倒した場面を「許されないミス」と振り返っている。地元メディアが報じている。
ロシア杯第3戦で2位、シェルバコワに逆転優勝許す
フィギュアスケートのロシア杯第3戦が現地時間25日まで行われ、14歳ダリア・ウサチョワ(ロシア)が合計225.19点で2位に入った。ショートプログラム(SP)では78.41点で首位に立ち、優勝は逃したものの表彰台に上り詰めた。ただ、フリーの演技には納得がいかなかったようで、ジャンプで転倒した場面を「許されないミス」と振り返っている。地元メディアが報じている。
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大国に新風を吹き込んだ。ウサチョワはSPに赤と紫のグラデーションの衣装で臨むと、冒頭のダブルアクセル、続く3回転ルッツで見事に着氷。表現力豊かに滑りきり、スピンにも大きなミスはなし。並みいる実力者を抑えて首位に立った。フリーでは転倒もあり、合計239.91点のシェルバコワに逆転優勝を許したものの、14歳の2位は躍進と言える。
ウサチョワは昨季の世界ジュニア女王ワリエワと同じ2006年生まれ。名伯楽のエテリ・トゥトベリーゼ氏から指導を受けている。ロシア紙「コムソモリスカヤプラウダ」は、ソルトレイクシティ五輪王者アレクセイ・ヤグディン氏がウサチョワに言及したコメントを伝えている。
同紙によると、ヤグディン氏はSPについて「本当に素晴らしい演技だったので何も言うことがありません」と絶賛。特にジャンプなどに魅力を感じたようだ。
「とても軽快なジャンプで、彼女は風船をつけて跳んでいるような感じです、とても高さがあります。私には、彼女はもっとできると感じられますし、彼女のエレメンツへのアプローチを特筆したいです。すべてが理想的で調整されていて、(プログラムに)まるで無駄なところがありません」