楽天ファンも歓喜!? あの愛され元助っ人、“殿堂級”の「忍者キャッチ」に米脚光
「頭上を超えてもお構いなしだ」…楽天時代は“四球王”で往年の守備は封印
ジョーンズは軽やかにジャンプ。体をフェンス側に向けたまま、空中で両手でグラブに収めた。ただ、フェンスに激突直前。しかし、ここからが凄かった。巧みに両足でフェンスを蹴って衝撃を吸収し、あたかも忍者のように跳ね返って着地してみせた。記事でも一連のプレーとともに「頭上を越されてもお構いなしだ」と絶賛している。
当時のプレーはMLB公式Youtubeチャンネルも「アクロバティックキャッチ」と評し、紹介している。
ジョーンズといえば、05年に本塁打&打点の2冠を獲得して打棒でも一流を極め、その後、13年から楽天でプレー。主に指名打者で出場した。2年連続で四球王の選球眼を誇り、一塁に悠然と歩くシーンは何度も多かったが、36歳を迎えた体格も当時よりかなり大きくなっており、往年の守備を見る機会は少なかった。ただ、チームの貢献度は高く、13年に球団初の日本一に牽引した。
16年に引退したが、それでも、殿堂入り候補に名を連ね、メジャー史に残る名選手だったことを証明した「AJ」。それと同時に伝説の「忍者キャッチ」も再び脚光を浴びている。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer