岩隈久志、引退に米メディア惜別 MLB通算63勝右腕は「エースの精神を持っていた」
プロ野球・巨人は19日、岩隈久志投手が今季限りで現役を引退することが決まったと発表した。日米通算170勝を挙げている右腕の引退に、かつて所属したマリナーズの地元シアトルのメディアも注目。「彼はエースのメンタリティを持ち合わせていた」とかつての活躍を称賛している。
19日に引退発表、古巣マリナーズの地元メディアが反応
プロ野球・巨人は19日、岩隈久志投手が今季限りで現役を引退することが決まったと発表した。日米通算170勝を挙げている右腕の引退に、かつて所属したマリナーズの地元シアトルのメディアも注目。「彼はエースのメンタリティを持ち合わせていた」とかつての活躍を称賛している。
近鉄、楽天で活躍した岩隈は、2012年から6シーズンをマリナーズで過ごした。2013年にはサイ・ヤング賞の投票でダルビッシュ有に次ぐ3位に入るなど、3度の2ケタ勝利をマーク。2015年8月のオリオールズ戦で、日本人では野茂英雄以来2人目となるノーヒットノーランを達成している。
シアトルの地元ラジオ局「710・ESPN・シアトル」は「イワクマがキャリアを終える」との見出しで記事を掲載。MLB通算63勝をマークした右腕のキャリアを紹介し、「マリナーズでの6年間の通算防御率は3.42で、4点台だったのはわずか1シーズンのみだった」と安定感ある投球であったことに注目している。
“キング”と呼ばれた当時のエース、フェリックス・ヘルナンデスとともに先発陣を牽引した岩隈。同局は「グラウンドの内外での彼を見ることが楽しかった。言葉の壁はあったかもしれないが、1年目を終えた時点で、先発ローテではヘルナンデスに次ぐ2番手であることは容易に認識できた。彼はエースのメンタリティを持ち合わせていた」と称賛を送っていた。
(THE ANSWER編集部)