藍ちゃんの分まで― 上原彩子、米挑戦5年目で掴んだもの「伸びしろはある」
6年目への決意「藍ちゃんがいなくなったのは寂しい。その分、頑張らないと」
「ショットもだいぶ良くなりましたし、パットが入ってくれてスコアにつながった。かみ合わせが良ければ、いいスコアが出ると思いますし、感覚的には手応えがあります」
すでにシード権を確保できており、早くも視線は来シーズンへ。開幕戦から参戦予定で、モチベーションは高い。
「来た時より明らかにツアーのレベルがアップしている。やることは多いですけど、それがまた楽しみでもある。アジアシリーズは日本以外に出られたし、トータルでいい部分もたくさんあった。最終的には勝つことが目標。それに向けて、一つずつやるべきことをやっていく。伸びしろはあると思っているので、その辺を詰めていきたいです」
宮里藍が今シーズン限りで現役を引退し、米ツアーの顔ぶれも大きく変わる可能性もある。「藍ちゃんがいなくなったのは寂しい。その分、頑張らないといけない。来年は納得のいく一年にしたいですね」。フロリダの青い空の下で6年目への決意を語った。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer