バド日本代表が7か月ぶり国際大会へ出発 ナガマツペア「内容にこだわり優勝を」
コロナ対策に重き、朴HC「選手に一番意識してほしいのは体の安全」
強豪不在の大会となるが、松本は「(日本代表になってからは遠征が多く)これだけ国内で練習してきた期間はなく、課題に取り組んできました。レシーブで点数を取れなくなってしまうことが多いので、レシーブのバリエーションを増やすことを意識しながら練習してきました」と代表活動や遠征がなかった夏、秋に取り組んだ課題克服にチャレンジする考えを明かし「欧州の(デンマークやブルガリアの)強いペアと当たる可能性がありますし、相手は地元で強気で来るところもあると思うので、試合勘がない中で、どう戦っていくかは大事にしたい」と久々の国際大会で緊張感のある駆け引きを含む実戦感覚を取り戻す姿勢を強調した。
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コロナ禍で国際大会のスケジュールが二転三転しているが、今大会は、来年1月に延期した大会を含め、東京五輪に向けた本格的なレースの再開に向けた試金石となる。日本代表を率いる朴柱奉ヘッドコーチは「選手に一番意識してほしいのは、体の安全。今大会で問題がなければ、1月から本当の勝負がもう1回スタートできる。参加選手が少なくなったのは残念だけど、来年に向けて国際大会の経験、感覚は生きてくる」とコロナ対策に重きを置きながら、国際大会の感覚を取り戻す場にしたい意向を示した。欧州遠征を無事に過ごし、その中で結果と手ごたえを得られるか。7か月ぶりに戦いが始まる。
(平野 貴也 / Takaya Hirano)