伊自転車レースで悲劇 風圧でフェンスが選手直撃、陣営悲痛「ほとんど意識なかった」
自転車のジロ・デ・イタリア第4ステージでまさかの悲劇が起きた。低空飛行するヘリコプターによって吹き飛ばされたフェンスがイタリア人選手を直撃。重傷を負ってしまったという。英BBCが報じている。
イタリア人選手ワッケルマンら2選手にフェンスが直撃
自転車のジロ・デ・イタリア第4ステージでまさかの悲劇が起きた。低空飛行するヘリコプターによって吹き飛ばされたフェンスがイタリア人選手を直撃。重傷を負ってしまったという。英公共放送「BBC」が報じている。
選手にとっては悲劇というしかない。英公共放送「BBC」が「ジロ・デ・イタリアの出場選手が“ヘリコプターがフェンスを道路へ吹き動かした”あと、複数の怪我を負い病院へ」との見出しで報じている。
現地時間6日、シチリア島最終日となった第4ステージ、ラスト800メートル地点だった。ヘリコプターの風圧により、沿道との間を仕切るフェンスが吹き飛ばされた。そして、ヴィーニザブ・KTMのルカ・ワッケルマンとエティエンネ・ファンエンペルを直撃してしまったのだ。
記事では「オランダ人のファンエンペルはレースに戻ることができたが、彼の同僚は運が悪かった」と報じ、チームの責任者アンドレア・チトラッカが地元局「RA12」に話した言葉を伝えている。
「ワッケルマンは病院へ送られた。彼はほとんど意識がなかった。ヘリコプターの飛行高度が低すぎて、風でフェンスを吹き上げてしまった。彼が骨盤を折ったかどうか定かではない。フェンスは適切に固定されていなかった」