桐生「勝ち切ることが大事」 ケンブリッジ「来年どこまで伸ばせるか」…決勝を終えて
東京五輪まで10か月を切った中、陸上の日本選手権第2日が2日、新潟・デンカビッグスワンスタジアムで行われ、男子100メートル決勝では桐生祥秀(日本生命)が10秒27(向かい風0.2メートル)で6年ぶり2度目の優勝に輝いた。日本歴代2位タイ9秒98の記録を持つ24歳が混戦を制して「日本最速」の称号を奪回した。ケンブリッジ飛鳥(ナイキ)が10秒28で2位。小池祐貴(住友電工)が10秒30で3位。
豪華メンバー集結の100m、レース後に選手たちは何を思う
東京五輪まで10か月を切った中、陸上の日本選手権第2日が2日、新潟・デンカビッグスワンスタジアムで行われ、男子100メートル決勝では桐生祥秀(日本生命)が10秒27(向かい風0.2メートル)で6年ぶり2度目の優勝に輝いた。日本歴代2位タイ9秒98の記録を持つ24歳が混戦を制して「日本最速」の称号を奪回した。ケンブリッジ飛鳥(ナイキ)が10秒28で2位。小池祐貴(住友電工)が10秒30で3位。
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豪華メンバーが揃った日本最速スプリンター決定戦。頂点に立ったのは桐生だった。スタートを五分に出ると、中盤から終盤にかけて加速。宿敵ケンブリッジをわずか0秒01上回った。
6年ぶりの日本選手権V。「まずは優勝できて良かったなと思います。勝ち切れて新潟でいい思い出になった。タイムはあまり速くなかったですが、来年戻ってくる時は良いタイムで帰ってきたい。流れとか関係なく勝ち切ることが大事。今回の走りは良かった」と振り返った。
今季、自己ベストを更新する10秒03をマークするなど好調だったケンブリッジはわずか0秒01差及ばずの2位。「周りはあまり気にせず、最後の方までは自分の走りに集中できていた。微妙に負けたかなというくらいでした」と振り返り、「スタートはよくなったけど、掴み切れていない部分がある。前半が上手く入れるようになって、今までと違う走りになった後半を来年どこまで伸ばせるかが記録を伸ばす上でポイントになると思います」と来年を見据えた。