桐生祥秀に0秒01差惜敗 2位ケンブリッジ飛鳥が吐露「微妙に負けたという感覚だった」
東京五輪まで10か月を切った中、陸上の日本選手権第2日が2日、新潟・デンカビッグスワンスタジアムで行われ、男子100メートル決勝では桐生祥秀(日本生命)が10秒27(向かい風0.2メートル)で6年ぶり2度目の優勝に輝いた。ケンブリッジ飛鳥(ナイキ)は0秒01差の10秒28で2位。表彰式後に僅差で敗れたレースを振り返った。
日本選手権第2日、桐生がケンブリッジ、小池、多田らとの激戦制す
東京五輪まで10か月を切った中、陸上の日本選手権第2日が2日、新潟・デンカビッグスワンスタジアムで行われ、男子100メートル決勝では桐生祥秀(日本生命)が10秒27(向かい風0.2メートル)で6年ぶり2度目の優勝に輝いた。ケンブリッジ飛鳥(ナイキ)は0秒01差の10秒28で2位。表彰式後に僅差で敗れたレースを振り返った。
ケンブリッジは徐々に加速すると、後半はライバルたちと横一線。やや抜け出したが、最後はわずか0秒01差で桐生に競り負けた。レース後は「周りはあまり気にせず、最後の方までは自分の走りに集中できていた。微妙に負けたかなというくらいでした。なんとなくですが。自分の中では『どうだろうな~』という感覚でした」と振り返り、こう続けた。
「少しずつ体の動きがよくなっているので、記録は残念ですけど、昨日から中盤以降は乗り切れていない。そこでどこだけ集中できるかが課題だと思って昨日から過ごしていました」
今季は8月29日のアスリートナイトゲームズイン福井の予選で3年ぶりに自己ベストを更新する10秒05をマーク。決勝でも10秒03で再更新し、好調ぶりを見せていた。「スタートはよくなったけど、掴み切れていない部分がある。前半が上手く入れるようになって、今までと違う走りになった後半を来年どこまで伸ばせるかが記録を伸ばす上でポイントになると思います」と来年を見据えた。
(THE ANSWER編集部)