負傷棄権の相手に“粋な行動” 全米準Vアザレンカを海外絶賛「美しい」「真の女王」
女子テニスの世界ランク14位ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)は、同74位ダリア・カサキナ(ロシア)が試合途中に負傷棄権したことでイタリア国際3回戦を突破した。試合後にうなだれる様子のカサキナに励ましの言葉をかける神対応。WTAが動画を公開すると、スポーツマンシップ溢れる行動に海外ファンから「なんて美しいシーンなの!」と反響が集まっている。
アザレンカのスポーツマンシップ溢れる行動とは…
女子テニスの世界ランク14位ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)は、同74位ダリア・カサキナ(ロシア)が試合途中に負傷棄権したことでイタリア国際3回戦を突破した。試合後にうなだれる様子のカサキナに励ましの言葉をかける神対応。WTAが動画を公開すると、スポーツマンシップ溢れる行動に海外ファンから「なんて美しいシーンなの!」と反響が集まっている。
アザレンカが負傷棄権した対戦相手の心情を慮った。コートサイドのベンチに座り、がっくりと肩を落とす23歳のカサキナ。すると、歩み寄ったアザレンカはそっと肩を抱き、耳元で何か伝えている。さらに相手の正面に座り、額を近づけて励ましているようだ。鼻をすすり、涙を流しているカサキナ。最後は握手を交わし、アザレンカが肩を叩いている。
カサキナは第1セットのタイブレークで右足首を負傷。試合開始から1時間16分で試合続行不可能となり棄権した。アザレンカは負傷直後にコートで倒れ込むカサキナに氷を持ってくるなど対応。ベンチで労いの言葉をかける様子の動画をWTA公式ツイッターは「2人の偉大なプレーヤーの感動的なシーン」と公開。海外ファンからは称賛のコメントが相次いでいる。
「これこそ思いやり!」
「なんて美しいシーンなの!」
「ビカがカサキナの荷物をまとめてあげている」
「見事な振る舞いだ」
「品位あるところには、ビカがいる」
「カサキナの荷物をしまってあげて、コーチと話をしている。まさに珠玉。彼女のファンであることを誇りに思う」
「そのビッグハートに拍手。真のチャンピオンだ」
31歳のアザレンカは前週の全米オープン決勝で大坂なおみ(日清食品)に敗戦。4大大会で激闘を繰り広げたばかりだが、翌週の今大会でも強さを発揮しているようだ。
(THE ANSWER編集部)