「もし今年球宴が行われていたら」のラインナップにダルビッシュは選ばれず

　米大リーグ・カブスのダルビッシュ有投手は、今季ここまで5勝1敗、防御率1.70と好成績を残している。米カブス専門メディアは、今季の“球宴選出”を猛プッシュ。MLB公式が公開した「もし今年、オールスターが行われていたら」というラインナップにダルビッシュが選出されていないことに対し「写真が違っていれば、チームロゴも間違っている」と、不満の声をあげている。

　事の発端は、MLB公式ウェブサイトに26日付で掲載された「2020年オールスターが行われていたら」との記事だ。新型コロナウイルスの影響により、今季はオールスターゲームが開催されなかった。そこで、MLB公式ウェブサイトと専門チャンネル「MLBネットワーク」のスタッフに投票を呼びかけ、仮に今年球宴があった場合のラインナップを決定したのだが、ダルビッシュは選出されなかった。

　ナ・リーグはメッツのデグロムが先発投手で選出されているが、結果を報告したMLB公式ツイッターの投稿に“反発”したのがカブス専門メディア「ブリーチャーネーション」だった。ツイッターのリプライで、ダルビッシュが選ばれていないことに対しての不満をこのようにつづっている。

「ユウ・ダルビッシュの写真が違っていれば、チームロゴも間違っている。しかも、名前のつづり間違いにいたっては全くもって酷い」

　デグロムはここまで2勝0敗、防御率1.80。奪三振49はダルビッシュの44よりも多いが、勝ち星と防御率はダルビッシュが上回っている。米メディアが異論を唱えるほど、今季のダルビッシュの投球は優れていると言えるだろう。